ADS(Asian Dysphagia Societyアジア)、DRS(Dysphagia Research Society 米国)、ESSD(European Society of Swallowing Disorders ヨーロッパ)、SLAD(Latin America Society of Dysphagia ラテンアメリカ)、JSDR(Japanese Society of Dysphagia Rehabilitation 日本)は2024年11月に覚書を締結しました。

JSDRは、2016年、摂食嚥下関連の国際的な学会であるDRS(米国)とESSD(ヨーロッパ)と覚書(MOU)を締結し、3者で協力して世界嚥下サミット(World Dysphagia Summit)を開催してきました。
近年、ラテンアメリカではSLAD、アジアではADSが設立され、世界的に摂食嚥下障害に対するリハビリテーションは高まりを見せています。
国際レベルのさらなる連携強化のために、2024年11月、ADS(アジア)、DRS(米国)、ESSD(ヨーロッパ)、SLAD(ラテンアメリカ)、JSDRの5団体は覚書を締結しました。

摂食障害の臨床、研究、教育の発展および啓発といった共通の使命を有する5団体が互いに協力し世界のイニシアティブを取って、標準的な摂食嚥下障害の治療および啓発を促進するための協定です。

MOUによる具体的な協働内容は下記です。
1. 世界嚥下デイ(12月12日)での合同ウェビナーの開催
2. 各学会の学術大会でWDSセッションを開催
3. 国際機関や政府機関への共同声明の発信

最初の協働として、来週12月12日の世界嚥下デイに、SLAD主催で合同ウェビナーが開催されます。